モモタロウ解体のブログ

Blog

モモタロウ解体ブログ

吹き付けアスベストとは?健康リスクや調査方法を徹底解説!

  • 2024.11.28
    • 解体ブログ

「吹き付けアスベスト」という言葉をご存じでしょうか?

岡山・倉敷のみなさん、こんにちは!モモタロウ解体のブログ担当です!
古い建物に住んでいる方や、解体工事を検討している方にとって、アスベストの問題は見逃せない課題です。特に「吹き付けアスベスト」と呼ばれるものは、その性質上、建物の安全性や健康に深く関係しています。

本記事では、吹き付けアスベストの特徴リスク、そして確認方法について詳しく解説します。
建物のリフォームや解体工事を考えている方は、ぜひこの記事をお役立てください!

吹き付けアスベストとは?

吹き付けアスベストは、アスベスト(石綿)を主成分とする建材の一種です。
過去に耐火性や断熱性、遮音性を目的として広く使用されました。
この素材は、スプレー状で鉄骨天井などに直接吹き付けて使用され、特に鉄骨造の建物で見られることが多いです。

吹き付けアスベストが使用された背景

吹き付けアスベストは、以下の特性から1970年代から1980年代にかけて多くの建物で採用されました。

  • 耐火性: 鉄骨の火災による劣化を防ぐための被覆材として使用
  • 断熱性: 冷暖房効率を高める断熱材として活用
  • 遮音性: 騒音を抑える吸音材として利用

当時は、これらの性能を持つ安価な建材として非常に重宝されていました。
しかし、後にその健康リスクが明らかとなり、現在では全面禁止されています。

吹き付けアスベストとは?健康リスクや調査方法1

使用されていた場所

吹き付けアスベストが使用されている可能性がある場所は以下の通りです。

  • 鉄骨造建築: 工場、倉庫、商業施設
  • 集合住宅: 一部のマンションや共用施設
  • 公共施設: 学校、病院などの大型建築

法規制と現在の状況

日本では、アスベストの危険性が確認されるにつれ、2006年に全面的に使用が禁止されました。しかし、それ以前に建てられた建物には、現在も吹き付けアスベストが残っている場合があります。
そのため、築年数が30年以上の建物にお住まいの方や工場などの所有者は注意が必要です。

安全性について

吹き付けアスベストは、劣化や解体時に繊維が飛散する可能性があります。
この繊維を吸い込むことで、以下のような深刻な健康被害が生じることがあります。

  • 中皮腫
  • 肺がん
  • 石綿肺

吹き付けアスベストが使用されているかどうかは見た目だけでは判断が難しいです。そのため、専門業者による調査が必須です。

吹き付けアスベストは、過去の建材としてその役割を果たしましたが、現在ではリスクのある素材として徹底的な管理が求められています。もしご自宅や所有する建物に吹き付けアスベストが使われているか不安な場合は、早めに専門業者に相談しましょう。

吹き付けアスベストのリスク

吹き付けアスベストは、過去には耐火性や断熱性に優れた建材として評価されていました。しかし、現在ではそのリスクが深刻視されています。
特に健康面や建物の安全性に影響を及ぼすため、注意が必要です。

吹き付けアスベストとは?健康リスクや調査方法2

健康へのリスク

吹き付けアスベストの最大の問題は、繊維が飛散し、それを吸い込むことで健康被害を引き起こす点です。以下は代表的な健康リスクです。

中皮腫(ちゅうひしゅ)

  • アスベスト繊維を吸い込むことで発症するがんの一種。
  • 肺や胸膜、腹膜などに影響を与え、発症後の治療が難しい病気です。

肺がん

  • 長期間アスベストにさらされると、肺がんのリスクが大幅に増加します。
  • 特にタバコを吸う方ではリスクが相乗的に高まります。

石綿肺(せきめんはい)

  • 肺にアスベスト繊維が蓄積することで起こる慢性疾患。
  • 呼吸が困難になる症状が特徴で、日常生活に大きな影響を与えます。

経年劣化によるリスク

劣化による繊維の飛散
吹き付けアスベストは経年劣化することで、固形状態が崩れ、微細な繊維が空気中に飛散する可能性があります。肉眼では確認できないほど小さい繊維が原因で、知らず知らずのうちに吸い込んでしまう危険性があります。

震災や工事での飛散
地震や解体工事などの物理的な衝撃によって、飛散リスクが高まります。
特に、適切な対策を講じずに解体が行われた場合、周辺環境にも大きな影響を及ぼします。

建物利用時の安全性へのリスク

吹き付けアスベストを使用した建物では、次のようなリスクが伴います。

住環境への影響

  • アスベストが使用されている建物に住むことで、長期的な健康リスクが高まります。
    特に小さなお子様や高齢者は影響を受けやすいです。

物件価値の低下

  • アスベスト使用が判明した建物は、リフォームや解体に高額な費用がかかる可能性があります。
    また、資産価値が下がる場合があります。

環境へのリスク

アスベスト繊維が飛散すると、周囲の大気環境に悪影響を及ぼします。
特に解体工事の際には、周辺住民に健康被害を与える可能性があるため、慎重な管理が必要です。

吹き付けアスベストはそのリスクから、日本国内では2006年に全面的に使用が禁止されています。
しかし、古い建物にはまだ残っているケースも多く、知らず知らずのうちに危険な状態にさらされている可能性があります。こうしたリスクを回避するためには、専門業者による調査と適切な対応が重要です。

吹き付けアスベストの調査と確認方法

吹き付けアスベストの存在を確認することは、健康や環境を守るために非常に重要です。特に、古い建物や解体工事を検討している場合は、専門的な調査を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。

吹き付けアスベスト採取後の検査3

1. 専門業者による調査の必要性

吹き付けアスベストの調査は、専門知識と技術を持つ調査業者に依頼することが最も安全で確実です。
以下の理由から、専門業者に調査を依頼することが推奨されます。

正確な診断

  • 見た目ではアスベストの有無を正確に判断することは難しいため、専門的な検査が必要です。
  • サンプリング(試料採取)や顕微鏡分析など、専門的な手法を用いて確認します。

法律の遵守

  • アスベストに関する調査や処理は、法律で定められた手順に従う必要があります。
    専門業者は最新の法規制を理解しているため、安心して任せられます。

安全な作業環境の確保

  • アスベスト調査は繊維が飛散する可能性があるため、専用の防護服や機器を使用する必要があります。これも専門業者に依頼する理由のひとつです。

2. 専門業者による調査の手順

  1. 事前相談
    ・建物の建築年や構造、リフォーム歴などをヒアリングします。
    ・吹き付けアスベストが使用されている可能性が高い箇所を特定します。
  2. 現地調査
    ・壁や天井など、アスベストが使用されている疑いがある場所を目視確認します。
    ・必要に応じて試料を採取(サンプリング)し、飛散防止対策を施します。
  3. 試料分析
    ・採取した試料をラボで分析し、アスベスト含有の有無やその種類を特定します。
  4. 報告書の提出
    ・調査結果をまとめた報告書を提出します。
     必要に応じて適切な対策の提案が行われます。

3. 簡易的なセルフチェック方法

専門業者に依頼する前に、以下のポイントを確認することで吹き付けアスベストの可能性を探ることができます。ただし、あくまで目安であり、確定診断はできません。

確認ポイント

  • 建築年が1970年~1990年である。
  • 天井や壁にざらついた吹き付け材が見える。
  • 天井や壁に経年劣化のひび割れがある。

注意点
セルフチェックは外観や構造からの判断に限られるため、見落としや誤判断のリスクがあります。
また、無闇に触れると繊維が飛散する可能性があります。そのため、専門家に依頼するまで手を触れないようにしましょう。

4. 調査費用の目安

吹き付けアスベストの調査費用は、建物の規模や調査範囲によって異なります。
以下が一般的な目安です。

  • 現地調査:5万円~10万円
  • サンプリングと分析費用:1検体あたり2万円~5万円

ただし、補助金が利用できる場合もあるため、地域の自治体に確認することをおすすめします。

5. 調査後の対応

調査の結果、アスベストが検出された場合は、適切な対応策を講じる必要があります。除去作業や封じ込め工事は、必ず専門業者に依頼し、法律を遵守した形で進めることが重要です。

よくある質問

自分でアスベストを除去することは可能ですか?

アスベストの除去作業を一般の方が行うことは禁止されています
専門の資格を持つ業者が、適切な防護設備と手順で作業を行う必要があります。
自分で除去しようとすると、次のようなリスクがあります。

  • 繊維が飛散する:作業中に繊維が空気中に放出され、吸い込むリスクが高まる。
  • 法的違反:アスベスト処理は法律で厳しく規制されており、違反した場合は罰則を受ける可能性があります。

アスベストの調査や除去を依頼する業者を選ぶ際のポイントは何ですか?

信頼できる業者を選ぶためには、以下のポイントを確認してください。

  1. 資格の有無:アスベスト処理には「石綿作業主任者」などの資格が必要です。
  2. 法令遵守:作業計画書や届出を適切に提出しているか確認しましょう。
  3. 実績:過去の除去実績や顧客の評判を調べる。
  4. 料金の透明性:見積もりが明確で、不明瞭な追加費用がないこと。

こうした条件をすべて満たす専門チームが対応いたします。安心してご相談ください。
アアスベスト調査や除去について詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

まとめ

吹き付けアスベストは、過去に多くの建物で使用されていた便利な素材です。
しかし、現在では健康リスクや環境への影響が問題視されています。
正しい知識と適切な対応が、安全な住環境と安心な解体工事につながります。
もし、吹き付けアスベストに関する不安がある場合は、ぜひ専門業者に相談してみてください。
岡山・倉敷で解体工事・建替・相続を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!

アスベストについてもっと知りたい方、また解体工事の見積もりが必要な方は、モモタロウ解体までお気軽にお問い合わせください。
プロの専門家が丁寧にサポートします!
岡山・倉敷で解体工事・アスベスト調査はモモタロウ解体にお任せください!!

Contact

岡山で解体工事をお考えの方へ

モモタロウ解体のお問合せ
モモタロウ解体のポイント
086-239-8663

【365日24時間お電話対応!】

Area

岡山県下ならどこでも
対応いたします

赤磐市浅口市井原市岡山市鏡野町笠岡市吉備中央町久米南町倉敷市里庄町勝央町新庄村瀬戸内市総社市高梁市玉野市津山市奈義町 新見市西粟倉村早島町備前市真庭市 美咲町美作市矢掛町和気町