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水道管撤去の流れと費用は?住宅解体で知っておきたい基礎知識

  • 2024.11.14
    • 解体ブログ

岡山・倉敷のみなさん、こんにちは!モモタロウ解体のブログ担当です。  

「水道管の撤去はどうやって行うのだろう?」とお悩みではありませんか?
解体工事や建て替えを考える際、古くなった水道管の撤去は欠かせない重要な工程です。

このブログでは、水道管撤去の必要性具体的な流れについて、わかりやすく解説します。水道管撤去のポイントを知りたい方は、ぜひご一読ください!

上水道の基礎知識

上水道は、私たちの生活に欠かせない「飲料水」を供給する重要なインフラです。
最初に、上水道の基本的な構成要素やその役割について簡単に解説します。

水道管撤去の流れと費用は?1

水道水を供給する給水装置の構成要素

給水装置は、家庭に安全な水を届けるための設備です。
以下の3つの主要なパーツから構成されています。

配水管
主に自治体が管理するもので、各家庭に供給される水が通る基幹の管です。

給水管
配水管から分岐し、各家庭に水を引き込む役割を持つ管です。
多くの場合、家庭や敷地内の所有者が管理責任を負います。

水道メーター
家庭で使用される水量を測定する装置で、これも自治体が管理しています。
毎月の水道料金の計算基準となります。

配水管・給水管・水道メーターの所有者とその扱い

上水道の各構成要素には、それぞれ管理者や所有者が異なる点に注意が必要です。

配水管
自治体や水道局が管理しており、破損や故障があった場合は主に自治体が修理や交換を行います。

給水管
多くの場合、住宅所有者の責任であり、配水管から自宅へと水を引き込むために必要な部分です。
引き込み位置によっては、工事が複雑になる場合もあります。
そのため、設置や修理の際には信頼できる業者に依頼するのが重要です。

水道メーター
利用者の家庭での水の使用量を計測します。
多くの自治体では水道局が管理し、計測値を基に水道料金が決まります。

水道管撤去と基礎知識の必要性

住宅の解体や建て替え時には、水道管の撤去や給水装置の処理が必須です。
こうした工事を行う際、上水道の基本構成を理解していると、スムーズに業者との打ち合わせが進めやすく、工事内容を把握しやすくなります。
また、配水管や給水管の撤去が必要になるケースや費用についても正確に理解することができます。
上水道の基本知識は、工事の円滑な進行とトラブル防止のためにも役立つ知識です。

水道管撤去が必要なケース

水道管の撤去が必要となる状況は、さまざまな要因によって発生します。
次に、水道管撤去を検討すべき具体的なケースについて詳しく解説します。
これらのケースに該当する場合、安全やコスト、近隣住民との関係を考慮し、適切な対応が求められます。

水道管口径が13㎜の場合

古い住宅では、口径が13㎜の給水管が使われていることがあります。
近年の給水基準は20㎜以上が主流となっており、13㎜では十分な水圧や水量を確保できない場合があります。そのため、住宅の改築や解体に伴い、給水管の更新や撤去が必要になることが一般的です。

給水管(引き込み管)がない場合

給水管がない場合は、水道水の供給が不十分で、解体や新築工事を行う際に支障が生じることがあります。特に古い建物では、給水管が設置されていなかったり、設置されていても劣化が進んでいることがあります。この場合、新たに給水管を設置するか、既存の水道管を撤去して新しい給水システムに入れ替える必要が生じます。

給水管が隣家など他人の敷地を通っている場合

住宅が密集しているエリアでは、給水管が他人の敷地を通って敷設されているケースも見受けられます。このような状況では、解体や撤去工事の際にトラブルが発生する可能性があります。
特に隣地との境界を越えている場合、隣人の了承を得る必要があります。
これによって、撤去や再配置が求められることがあります。

自然災害によって水道管が破損している場合

地震や台風、豪雨などの自然災害によって水道管が破損することがあります。
破損した水道管は漏水や水圧低下を引き起こし、生活に支障をきたします。
こうした場合には、安全のために速やかに撤去し、新しい水道管に交換することが推奨されます。

これらのケースに該当する場合、適切な対応が求められます。
水道管の撤去は一般的に専門業者が行います。
解体工事に伴う場合は、事前に状況を確認し、必要な手続きを済ませておくとスムーズに工事が進行します。

水道管撤去の流れ

水道管の撤去は、住宅解体や建て替えの際に必須のプロセスです。
工事のスムーズな進行や安全性の確保のために、事前準備から撤去後の対応まで一連の流れを理解しておくことが重要です。次に、水道管撤去の一般的な流れについて説明します。

水道管撤去の流れと費用は?2

解体工事前の準備

解体工事の前には、撤去計画の策定と事前調査が必要です。
この段階で、撤去の範囲や必要な手続きについて確認しておくことが求められます。

現状調査
まず、撤去予定の水道管の位置や構造を把握するために、事前調査を行います。
これによって、撤去が必要な範囲や接続状態を明確にします。

自治体への届出
水道管撤去を行う際には、多くの自治体で事前に届け出が必要です。
特に給水停止を伴う場合、自治体や水道局へ連絡し、必要な手続きを行います。

近隣住民への通知
解体工事に伴い、一時的に水の供給が止まる場合や騒音が発生する場合は、近隣住民への配慮が必要です。事前に通知し、トラブルを防ぎます。

水道管撤去作業(解体工事中)

解体工事が始まると、撤去作業に進みます。
この段階では、解体工事と並行して水道管撤去を行います。

給水停止
撤去作業に入る前に水の供給を停止し、作業者の安全を確保します。
水道局が給水停止を行う場合もあるため、事前調整が必要です。

撤去作業
撤去対象の水道管を慎重に取り外します。
作業中は、他の配管や周辺の構造物にダメージを与えないよう注意が必要です。

廃材の処理
取り外した水道管やメーターなどの廃材は、自治体の規定に従って適切に処理します。特に金属製の配管やメーターなどは専門の業者に委託することが多いです。

解体工事後の対応

解体工事が完了した後も、水道管撤去の仕上げ作業や必要な手続きを行います。

跡地の整地
水道管を撤去した跡地の整地を行い、土地が安全で清潔な状態になるよう整えます。これによって、今後の土地利用がスムーズになります。

完了報告
水道管撤去が完了したら、自治体や水道局に完了報告を行います。
特に新たに水道管を引き込む場合は、引き込み工事の準備も進めます。

近隣住民への挨拶
工事が無事に終了したことを近隣住民に報告し、必要があれば簡単な挨拶を行います。工事中に配慮してもらったお礼を伝えることで、良好な関係を維持できます。

水道管撤去に関する費用の目安

水道管の撤去費用は、撤去する管の長さや状況、作業の難易度によって変動します。次に、一般的な費用の目安を示します。

撤去費用の基本的な計算方法

水道管の撤去費用は、主に以下の要素で決まります。

撤去する管の長さ
一般的に、1メートルあたり約8,000円から15,000円程度が相場とされています。 

作業の難易度
・地中深く埋設されている場合
・他のインフラと交差している場合
これらの場合は、作業が複雑になり、費用が増加する可能性があります。

地域差
地域によって人件費や資材費が異なります。
そのため、費用に差が生じることがあります。

具体的な費用例

具体的なケースとして、以下のような費用が考えられます。

前面道路から10メートル引き込む場合
新設費用として約15万円、撤去費用として約30万円、合計で約45万円程度が目安となります。 
隣地を通っている水道管が20メートルの場合
撤去費用として約30万円程度がかかるとされています。 

その他の費用要素

申請手数料
自治体への申請が必要な場合、その手数料が発生します。

舗装復旧費用
道路を掘削した場合、舗装の復旧費用が追加されることがあります。

廃材処理費用
撤去した水道管の廃材処理費用も考慮する必要があります。

費用を抑えるためのポイント

複数の業者から見積もりを取る
複数の業者に見積もりを依頼し、費用や作業内容を比較検討することで、適正な価格での施工が可能となります。

事前調査の徹底
撤去範囲や作業内容を明確にすることで、追加費用の発生を防ぐことができます。

自治体の補助金や助成金の活用
自治体によっては、老朽化した水道管の撤去や更新に対する補助金や助成金を提供している場合があります。事前に確認し、活用することで費用を抑えることができます。

水道管の撤去費用は、状況や条件によって大きく変動します。
正確な費用を把握するためには、専門業者に現地調査を依頼し、詳細な見積もりを取得することが重要です。 

水道管撤去で業者が気をつけるべきこと

水道管撤去の際に水道管を破損させないためには、業者が以下のポイントに注意する必要があります。

水道管撤去の流れと費用は?3

現地調査と図面確認

撤去対象の水道管の位置、深さ、他の配管との関係を正確に確認します。
配管のルート図やインフラの設計図があれば事前に確認し、作業中に予期しないトラブルが発生しないように備えます。

慎重な掘削作業

特に水道管周辺の掘削作業は手作業で行い、管が破損しないように慎重に進めます。振動を抑える機器を使用し、管に無理な力がかからないように工夫します。

養生と保護措置

作業区域の他の配管や設備をしっかり養生し、万が一の衝撃に備えます。
特に古い水道管や劣化している配管の場合、耐久性が落ちている可能性があるため、細心の注意が必要です。

応急処置の準備

作業中に万が一水が漏れた場合に備え、応急処置を迅速に行えるように準備を整えます。漏水対策として、止水栓の位置を確認しておくことも重要です。

これらの配慮により、水道管撤去作業を安全に進め、水道管の破損リスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

水道管の撤去に関する基本的な流れや費用の目安について、この記事でご紹介しました。解体工事を円滑に進めるために、ぜひこれらの情報を活用していただければと思います。
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